2010年8月6日金曜日

家を守るのがヤモリ。井戸にいるのがイモリ

7月、8月になると家の壁にヤモリがくっついているのがよく見られるようになります。
学校で習う教え方は、家に入るのがヤモリ。イモリのイは家のイではなく井戸のイで、イモリは井戸にいる、ということなのですが、イモリは井戸というか、水の枯れない田んぼの脇の水路や溜池にいるものです。


イモリはお腹が赤い両生類、ヤモリは爬虫類です。
どうして8月になると急に目につきやすくなるのかというと、この時期になると虫が光に寄せられてきて、窓に蛾やらなんやらの虫が集まってきます。その虫を食べに来るのが眼につきやすいということと、この時期になると大きく育ったヤモリが増えること、温度が高いので活発に動くようになること、などでしょうか。


写真は夏生まれのちびすけヤモリです。とても可愛らしいものですが、とても小さい動く生き物しかエサとして捕食できません。ので、子どもさんが捕まえてきて飼いたいと希望する場合も多いのでしょうが、割と難しいです。爬虫類としては飼育は楽な方なのですが、どうしても買いたければ、爬虫類専門店で養殖されたコオロギのすごく小さいヤツを継続的に買ってくる他ないかと思いますが、そのコオロギを飼うのもまた面倒なものです。冬になったら完全に虫は買ってこないといけません。
一般家庭では長期の飼育はあきらめて、数日水と小さい虫を与えたらバイバイしましょう、と誘導するのがおすすめです。
少し大きく育ったヤモリであれば、なれれば、冷凍のコオロギと栄養剤で飼育可能です。