2010年8月8日日曜日

何故ハトは首を振って歩くのか、夏休み子ども科学電話相談より。

7月28日、NHKの夏休み子ども科学電話相談より、大分県の小学6年生の質問と回答の抜粋です。

ハトは歩くとき何で頭が動くんですか、という質問について、松田道生先生の回答。


ハトが首を振る件については鳥を研究している人もずっと疑問で色々調べている。
面白い実験があり、ランニングマシンにハトをのっけて歩かせてみたところ、首をふらなかったとのこと。
ハトは周りの風景を見るために首を動かしているらしい。
何故ハトは首を動かさないといけないかというと、人間はモノを見るとき眼球が動くが、ハトは眼を動かしてモノを見られないらしく、首を動かして様子をみている、というのが有力な説である。

別の説もある。
足と首の動きが連動しているように動かしているので、体の重心を保っている。
人間が歩くときに右の足と右の手を同時に出して歩くと歩きにくいのと同様、ハトの体の動きはバランスをとって歩くという体の構造からの説明もある。

ハト以外の鳥では首を動かさずに動けるものもあり、必ずしも決着のついた問題ではない。
ハトをランニングマシンにのせた実験はわりと有名なようです。
実際のところはランニングマシン上を歩いてくれずに、あっさり飛んでいっちゃったりはしないかと素人としては思うのですが、どうなんでしょうかね。
映像があれば是非見てみたいものです。