2010年9月23日木曜日

全国郵便局長会の会合と小沢グループ閣僚人事の話。荒川強啓デイキャッチ!より。

9月20日の荒川強啓デイキャッチ!より、町田徹さんの話の抜粋です。


小沢グループが閣僚人事から排除された本当の理由は何かという話。

菅内閣はねじれ国会で立ち行かなくなるからそれまでじっと見ているという視点は小沢さんから見れば情勢を見ればそうで、そうではなくて、菅さんは本当は小沢グループにもともと渡すつもりはない。

菅政権は政治と金に決別したとして評価をしているが、そんなことではなくて、本当の理由は選挙の恨み。

ほとんど報道されていないが、郵政が関係している。

9月7日の郵政の全国郵便局長会が郵政事業をご理解いただく会というのを18時から赤坂のお寿司屋さんで開いた。

呼んだのはその時点まで態度を保留していた1年生の衆議院議員26、7名。

それで、その人達に対して、郵政法案通してくださいといいながら、それだけではダメで、小沢さんを支持するようにお願いして、小沢さん本人も出席して「よろしくな」とやっている。

ちょっと考えて欲しいのは全国郵便局長会というのは日本郵政グループの郵便事業会社の子会社の組織のなかの全国の郵便局長さんの会である。100%株を持っている会社の子会社の職場の組織である。ある種の公務員である。

これが小沢さんをおす会をやってしまった。

これは菅さんからすれば許せない。

国民新党に最高幹部のひとりが文句を言いに行っている。

総務省に対して、総務事務次官に「おまえら首洗ってろ」と怒り狂っている。

郵政のグループはいつの時代も自分たちにいいことをやってくれる組織に肩入れして、反対組織から潰されるということを繰り返している。

戦争時に協力団体としてGHQから非合法組織にされたり、それを合法組織として戻した田中角栄に味方したところ清和会や小泉純一郎に睨まれて世襲の公務員の地位を奪うと言って民営化に持って行かれ、全国郵便局長会はまた同じ事をやった。

小沢さんに肩入れして負けたので、近く幹部人事の粛清があるのではないか。

閣僚人事も干してやれということにもなる。

郵貯縮小論をまとめた政調会長が出てきた。

郵貯廃止論などもそれとなく出てくる。

こういう恨みの積み重ねに日本はなってきている。

寿司屋には小沢さんが偶然来たという話があるが、国民新党が合流するために話を持っていったか、国民新党が持ってきたという話にして山岡さんがしくんだか、2つ説があるが、どちらからはわからない。
全国郵便局長会という名前が出てきた時点であまりいい印象ではない話だろうなと思いましたが、実際菅陣営からも小沢陣営からみてもいい話ではなかったです。
選挙は綺麗事ではないので権力闘争をすること自体は構わないとは思うのですが、闘争終了後は次の一手のために力を合わせないとどうにもならないように思います。
国会がねじれていること自体は必ずしも悪いことではなく、ねじれた国会は権力闘争をしていたら必ず行き詰まるように構造上なっているので、逆に政策ごとの模索をさせることになり、政治を正常化する力があるかもしれない、、というふうにはならないのでしょうね。党内が割れた状態のまま予算関連法案は絶対に通らないし、テレビの前で「ノーサイド」と言ってみても、現実の道筋は開けないように思います。この人達には何か戦略があるのかな、と考えてしまいます。
既に政権を任せること自体は決まっているのであとはがんばってくれと言うしか無いのですが、何をしたい政権なのかビジョンは最低限示してほしいところです。