色が白くて形の似ている「白トリガイ」なんていう貝も売っています。これはイシガキガイなどとも呼ばれていますが、こちらはトリガイとは逆で、回転寿司で頼んでも極めてハズレの少ないネタです。もっとも、白トリガイ自体、滅多に回転寿司にはないのですが、あまりメジャーでない上に、食べごろにしか出まわらない市場の構造上、美味しくなくても無理やり出荷されてしまうという負の市場原理が働きにくいのでしょう。まともな魚介類を食べたければ、「たたき売りされてしまう市場に組み込まれていない」ちょっとマイナーな種類に眼を向けるといい場合があるのですが、白トリガイはその典型で、トリガイは悪い循環に巻き込まれてしまっている代表といえるのではないでしょうか。
トリガイ、とにかくペラペラで何の味もない状態のものが多いです。