10月6日くにまるジャパン「マイクの記憶」の感想です。
昭和45年11月文学者三島由紀夫は自分が結成した民間の軍隊組織楯の会会員4人の学生と共に東京市ヶ谷の陸上自衛隊に乗り込んで演説をしたのですが、
その際の演説の様子の放送が流れました。
ボルテージの上がっている三島由紀夫の声はやや早口で、いったい誰に向かって叫んでいるのかよくわからない。
「きけ、きけーい」とやじ混じりの中で何を言っているのかわからないような状況で、演説の内容ではなくてただ騒然さだけが伝わってくるような感じです。
この音は文化放送しかとっていなかったそうです。今のようにカメラにマイクはついていなくて、当時の文化放送の新人記者の三木さんが竹竿を持ってきて、マイクを竹竿にしばりつけて三島由紀夫の前に出して録音をしたそうです。
今三木さんは文化放送の社長になっているとのこと。
映像は多くあるが、映像に合わせて音声がのっている場合は、「協力:文化放送」とある場合が多いのだそうです。
この「マイクの記憶」素晴らしいですね。
毎日聞き逃すまいとラジオに張り付きになってしまいます。